新刊『電磁波戦ー見えない戦場の意思決定』のご案内
本書は、2021年7月にArtech Houseから刊行された『Cognitive Electronic Warfare: An Artificial Intelligence Approach』を弊社の上級研究員が翻訳したものです。本書は、米国のコグニティブ電子戦の専門家・コンサルタントであるカレン・ジータ・ヘイグ博士とAPLの上級通信技術者であるジュリア・アンドルーセンコが、電磁波戦へのAI適用について、電子支援と電子戦戦闘被害評価のための状況評価、電子攻撃・電子防護・電子戦闘管理のための意思決定、奇襲や目標変更に対応するための任務中再計画立案と未知の電磁波等に対応するための任務中学習、データの多様性・データ拡張・フォーゲティング等に対応するためのデータ管理、機械学習・AIの安全とセキュリティの確保のための試験と保証等を論じた世界で初めての成書です。特に、著者は、意思決定とは、多目的を達成するために最適を選択することであるが、最適であることが重要であることはほとんどなく、通常は「良い」ことで十分であると述べています。また、「コグニティブ電子戦の構築は、多くの人が思っているほどハードルが高いものではないため、小さく初めて大きくする」との指針が示されています。
■ 著者：カレン・ジータ・ヘイグ、ジュリア・アンドルーセンコ
■ 訳者：木村初夫
■ 出版社：五月書房新社
■ 定価：9,900円（税込）
■ 発売予定日：2023年4月25日
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2023年04月05日 00:00
